カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)とは

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)とは

カシワバアジサイ(Hydrangea quercifolia)はアジサイの一種ですがHydrangea macrophyllaとは異なり原産地は北アメリカ大陸南東部とされています。その名の通り葉の形が柏の葉に似ている点と花は中心が高くなるツリー咲になるのが特徴的です。なお原産地の米国ではoakleafed hydrangeaつまりナラの木の葉っぱに似た紫陽花と呼ばれます。柏も英語でoakと呼ばれるので元々のoakleafedを日本で直訳した可能性もあります。

多くの種類は2m程度まで育ち、日本の一般家庭の庭にはちょっと大きすぎるかも…。上の写真のスノークリーンは一般的で入手しやすい品種です。特徴的な柏葉がよくわかります。大きい分花もボリュームがありますしツリー咲の花は特徴的でもあります。


同じくスノークイーンの花。木全体が大きくなるとは言え一つ一つの花は非常に繊細で緻密な印象です。米国ではホンアジサイに加えてカシワバアジサイはガーデニングで扱う花木の大きな位置を占めています。

カシワバアジサイの魅力

カシワバアジサイの魅力は

などが挙げられます。

写真は葉の形がやや直線的な柏葉になっている点が特徴的なハーモニー。写真右横にはガクアジサイの葉が映り込んでいますが、比べるとカシワバアジサイの葉の特徴が際立ちます。ツリー咲が多いカシワバアジサイの中でもハーモニーはきれいなツリー状になるため人気があります。

同じくカシワバアジサイ、ハーモニー。アップで見ると装飾花の下に両性花らしきものが見えています。が、両性花から種を取ることはなく挿し木で増やします。繊細な花の作りがよくわかると思います。

ヤマアジサイ(山紫陽花)←

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)とは

→アジサイの毒性