ガクアジサイ(額紫陽花)とは

ガクアジサイ(額紫陽花)とは

ガクアジサイ(学名 Hydrangea macrophylla f. normalis)は様々なアジサイの原種です。小さな花(両性花)といわゆる花に見える装飾花がはっきりと分かれているのが特徴です。上の写真はガクアジサイ城ケ崎。ガクアジサイでも原種に近いのではないかと思われる1花。両性花と装飾花の配置が比較的まばらで如何にも「整いました」風の花が多い栽培種とは異なる野趣を残した種類です。


ガクアジサイの一種伊豆の踊子。比較的大きくなる品種ですがこの個体は挿し木で増やしている途中でまだあまり大きくありません。比較的小さな両性花の集まりと華やかな装飾花のコントラストが特徴的な品種。装飾花の白の縁取りが好ましい。なおアジサイは半陰性、陰性なので写真に影があるのはご了承ください。


ガクアジサイの魅力

ガクアジサイの魅力は

  • 両性花と装飾花の対比
  • 装飾花の配置
  • 個々の花の美しさ

などが挙げられます。

写真はその名の通り葉が特徴的なミカン葉アジサイ。見ての通り葉がミカンの葉にとても良く似ており、またかなり大きく育ちアジサイとは気づきません。花はアジサイそのもので抜け咲きで装飾花の縁が細かく丸く縁取られているのが特徴です。ガクアジサイとして紹介していますが、ガクアジサイと他の品種の交雑種のような気もします。


個性的なガクアジサイ、伊豆の華。装飾花が少なく両性花がほとんどを占めます。両性花が比較的ちゃんと花として咲くところが個性的です。

写真の紫陽花園←

ガクアジサイ(額紫陽花)とは

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