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カリフォルニアサンセットの特徴

開花時には緑の葉量に勝る大ぶりな濃い桃色の八重咲の花を多数つける。花弁元から開き、花弁先は内側に反って大きく開く。黄色の蕊も開くのが特徴的。(写真 都立大島公園椿園)

カリフォルニアサンセット(加州夕暮)管理者コメント

西洋種で日本人には好みが分かれそう。濃い桃色の多数の花を、葉の緑が見えなくなるほどに一度に咲き誇る華々しさを採るならうってつけ。ただ私の目には過剰と映るが皆さんは如何。漢字表記の「加州夕暮」は管理人が付けたもの。一般的ではないかもしれません。

カリフォルニアサンセット―椿かサザンカか

カリフォルニアサンセットは学名でCamellia sasanqua x Camellia reticulataとされていてjaponicaではありません。つまりいわゆる椿というよりもサザンカです。このサイトではサザンカも含めて掲示していますが、区別にはあまりこだわっていません。

この花は1950年代に海外で交配されてできた品種のようです。確かにjaponica種でここまで大輪の花が密につく品種はそれほど多くありません。但し落ちた花を見ると花弁が散るのではなく花が丸々落ちているのでサザンカの中でも椿に近い特徴を持っているともいえそうです。

California Sunsetで検索すると椿はなかなか出てきませんがAMERICAN Camellia SOCIETYというサイトで掲載されています。ここでの情報によると品種登録は1981年。流石に作出地はカリフォルニア州です。

花の写真も掲載されていますが、当サイト写真の椿園掲載の写真の花とはかなり違う印象です。特に色味と蕊のボリューム感に違いがあり、椿やサザンカという植物の個体差の大きさを実感します。