Previous Next
斑入珊瑚閣の特徴

斑入珊瑚閣(ふいりさんごかく)はやや縦長で広い濃緑の葉が特徴的でやや広がって木が育ちます。 花はラッパ咲きの中大輪ですが、大きさよりも細長い形と紅色に白い斑の花弁が特徴的です。

写真の花は全開後かなり広がっていますが、咲き始めはここまで外向きに反ってはいません。 1985年に品種登録された伊豆大島の比較的新しい品種です。(写真 都立大島公園椿園)

斑入珊瑚閣(ふいりさんごかく)管理者コメント

「斑入り」とことわりがあるくらいですから、班の入っていない「珊瑚閣」が先にあったようです。こちらは1975年 に同じ人によって品種登録されています。手元資料の写真だと珊瑚閣にも少しですが班が入っています。

丹精あってのことでしょうが中大輪種の中では比較的早く(1月)から開花し比較的花期が長いようです。 命名はやや赤みがかった枝からモミジの珊瑚閣からのオマージュかと思われます。 特徴的な花で庭木等にも向くと思いますが苗木の入手がまずできないことが残念です。 なおモミジの珊瑚閣は苗木の入手は容易です…。