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寒椿の特徴

寒椿(かんつばき)はツバキとサザンカの交雑種とされている古くからある品種です。 個体差はありますが花の特徴はサザンカに近く、花弁の付け根から大きく開平し、花弁は一枚ずつ散ります。 木は横に茂りやすくまた刈込にも強いので街路樹の植え込みに頻繁に植えられます。(写真 都立大島公園椿園、千代田区清水谷公園)

寒椿(かんつばき)管理者コメント

寒椿は街中に花のない真冬時期から咲いていて目を楽しませてくれる最も身近な椿・サザンカの品種です。 花はよく見ると意外と華やかなのですが、植え込みの低い位置に咲くせいか華々しい印象はあまりありません。 むしろ身近にあって気づいたら綺麗に咲いているそんな印象があります。

寒椿とヤブツバキの見分け方

寒椿(かんつばき)とヤブツバキは共に身近な花木で、見分け方も簡単です。 寒椿はあまり上には伸びないので植え込みに使われ、ヤブツバキは上に育つので植木や街路樹に使われます。 また花は寒椿は多くの場合、明るい朱色に近い八重で完全に平開しますが、ヤブツバキは紅色の一重で完全には平開しません。 寒椿は一枚ずつ花弁が散りますが、ヤブツバキは花が落ちるなどかなり異なる特徴を持っています。

寒椿とサザンカの見分け方

寒椿(かんつばき)とサザンカは共に身近な花木ですが見分けるのは困難です。 「寒椿はあまり上には伸びないが、サザンカは上に育つ」「サザンカの方が寒椿に比べて花弁の数が多い」 などの傾向がありますが、個体差もあり正確に見分けるのは難しいです。 寒椿はサザンカの血を引いているとも言われるので学者でなければ難しことは措いて、鑑賞するのが一番かと思います。